fuzutataの競馬ノート

馬の話題についてまったり書いていきます

ユニコーンステークス ~軽い馬場でも求められたのはやはり底力か

土曜の夜から降った雨の影響でダートは重。
非常に走りやすいコンディションで先行勢有利と思われたのですが
終わってみると上位は差し馬が占めた形。
最初の3Fは35.6で、決して厳しい流れではなかったように感じますが
3歳春の東京マイルダートはそんなに楽なものでもなかったのかも。

勝ったのはベストウォーリア。 前走は地方ダート1870m戦の兵庫Cでコパノリッキーの2着。
コパノリッキーに1秒差をつけられたとはいえ、3着のソロルにはさらに1.5差。
そこで示したスタミナ、底力が、最後に抜け出した要因ではないでしょうか。
もちろん、今回の時計の出る馬場にも対応できたスピードもあってこその勝利で
思っていた以上に力をつけていた感じです。

今回は3番人気に留まったのは、
コパノリッキーに完敗していたことが理由にあると思うのですが
そうするとコパノリッキーはどんだけ強いんだ?
そういうところも今後の楽しみのひとつですね。

2着には1番人気のサウンドリアーナ*1
一応上がりは唯一の34秒台で来ており、確かにこのメンバーでは力上位でしょうが
どうもワンパンチ足りない印象ですよね。
芝でも通用するスピード、キレを持っている馬で
軽い馬場はこの馬にはプラスだったはずなのでやや物足りない感じ。
やっぱり1400くらいなのかなあ、というか芝でも全然行けますよね?

3着は同着でしたが、ケイアイレオーネ。
海外遠征明けとはいえ、さすがに単勝95倍は人気無さすぎですよ。
中間の動きも良く、調子は戻っていそうだったので巻き返しを期待していたので
いったん直線で先頭に躍り出たときは来たか!(゚д゚) と思いましたが残念でした。

しかし、もっと期待していたのはエーシンレンジャーのほうでした。
流れも緩いところで、悪くない位置取りだったんですがね、
4角では7番手まで下がってしまい13着の大敗。
ハイペースだったヒヤシンスSで、先行して粘った2頭のうちの1頭だった*2わけで
展開、馬場に恵まれそうな今回は絶好のチャンスと考えたのですが、かなりガックリです。
不安点は調教の動きが特に良くもなかったということで、調子イマイチだったかなあ?
軽い馬場があまり得意でない可能性もありますが、それでも負けすぎかと。

展開、馬場という意味ではサマリーズも相手に注目していた1頭ですが
こちらは府中マイルは厳しかったのかもですね。
マイルで勝っているとはいえ、川崎の小回り。
最初に言ったとおり、軽い馬場とはいえ府中マイルは楽ではなかったのでしょうね。
1600以上の確かな実績がこの舞台では要求されるということかと。

逆にいうと、ここで勝ち負けできる馬は底力がある証で
やはり将来は有望ということですね。

*1:グリーンチャンネルの松岡キャスターは、いつもいつも馬名をアリーナと間違えるけど、今回はセーフ?

*2:もう1頭は3着のコパノリッキー