fuzutataの競馬ノート

馬の話題についてまったり書いていきます

サンデーサラブレッドクラブの2015年募集の気になる馬(関東)

現在、社台、サンデー、G1が募集期間の真っ只中で、週末はツアーがありました。
社台のツアーは一度くらいは行ってみたいと思いますが、自由に馬が選べる身分でもないので、
行ったところで、ただのほほんと見学するだけになってしまうんだろうなあ。
そんな自分にとっての本番は、今年バツ2持ちのキャロット。
それに向けて、今はいろいろと準備中でして、社台やサンデーのカタログを見るのもその一環。
今回から、その中で気になった馬をいくつか取り上げていきます。

っていう、ブログネタとしては非常に助かるやつ。
そしてあわよくば出資申し込みをしてやろうかと。

101. グレースランドの14(父ディープインパクト)

全兄にラウンドワールド、半兄にドリームパスポート。近親にステイゴールドで、
安心のポテンシャルを秘めている牝系。再びディープを父に迎えて4年ぶりに社台に帰ってきた。
ディープ×トニービンは回収成績的には若干物足りない感じはあるものの、
サトノノブレスを代表格として活躍馬は多い。活躍の分かれ目は
母系のポテンシャルが重要になってくるところで、その点ではまったく問題のない1頭。

102. シユーマの14(父ディープインパクト)

母シユーマは英サンチャリオットS、加EPテイラーSのGⅠ2勝。
叔父のSiyouniもGⅠ馬という良血。ポテンシャルは高そう。
母父MediceanはMachiavellianの直仔。ヴィルシーナの母父としてお馴染み。
母母父にはDanzig×His Majestyのデインヒルで、ディサイファと似た感じの配合かな。
Halo3×5、ミスプロ4×5がある分、パワー型のディサイファより素軽い感じになりそう。
今年の社台・サンデーのディープのなかでは好配合の部類だと思う。
価格なりの期待はできるかも。初仔で小さいとちょっと気にはなるけど。

103. スターダムバウンドの14(父ディープインパクト)

母はBCジュベナイルフィリーズなどAWのGⅠを5勝とこれまた大物牝馬。
2014年北米リーディングサイアーTapitとディープの組み合わせだが、
ディープ×Seattle Slew系は目立った活躍馬がなく、相性のほうはイマイチ。
ただ、Tapitは、ミスプロ、Fappiano、Nijinskyという
比較的ディープと相性の良い血を重ねてきているので、違った結果が出てもいいのかも?
スプリント母系にディープというのは一応セオリー通り、あとは母のポテンシャル。

104. ナイトマジックの14(父ディープインパクト)

昨年募集のフォイヤーヴェルクの全妹。
お兄さんのほうはPOG本等でなんだか謎の褒められ方をしているようで、
個人的には懐疑心のほうが先にたってしまう。。
ディープ×Sadler's Wells系はあまり相性が良いとは言えない。
母母のほうに何らかのサポートが欲しい感じだけど、ドイツ系の中長距離血統。
重すぎる恐れもあるが…。あとは母のポテンシャルに賭けるか。

105. マジックストームの14(父ディープインパクト)

ラキシスの全妹で、ディープと相性抜群のStorm Cat。配合的には特に言うことなし。
まあ全兄弟がすべて走るわけではないから、その辺を踏まえてよく考えたい1頭。

112. リリウムの14(父ステイゴールド)

アイスフォーリスの全妹。
ステゴ×ヴァイスリージェント系は相性としてはまあ悪くはないといったところだが、
アイスフォーリスの配合は母系にリボー系が入るのがポイント。
ステゴがリボー系の重厚さと相性がいいのは、フェノーメノなどを見れば明らかだけど、
牝馬の場合あまりリボーリボーしちゃうと重すぎる気がするのだ。
だから母系にそっと入っているくらいで十分で、母父のほうはフレンチ、クロフネとかで
硬めのスピードを入れてやるくらいが丁度いいのではないかと勝手にイメージしている。
その点で、この全妹はいい。全弟より全妹。

121. ハッピーパスの14(父ルーラーシップ)

シンコウラブリイの牝系。自身はGⅢ勝ち。
半兄にコディーノなど、堅実だけれど、もう一歩な感じのある母というイメージ。
父がキンカメからルーラーシップに替わることで、トニービン、エアグルーヴの血が入るようになり、
距離の融通性やビッグレース向きの底力がさらにプラスされてくれれば、
もう一段階上のレベルを目指せるかもしれない。うまくいけば。

135. スカーレットリングの14(父キンシャサノキセキ)

曾祖母がスカーレットレディで、ヴァーミリアン等の一族。
キンシャサノキセキはまだ産駒実績が少なく、成功パターンは模索中の段階。
単純にフジキセキの成功パターンを追えばいいわけでもないと思うし、
相性みたいなものはとりあえず置いておこう。
ただ、キンシャサの母系には重厚なリボーやリファールが入っているので、
ミスプロやHaloのクロスとかは積極的に入れていきたい感じ。
その意味でサンデーサイレンスの3×4というのは魅力的に映る。
シンクリ、エリシオについては、スピードに対する底力の下支えとなってくれそうだと
好意的に捉えたいが、重苦しい感じが強く出てしまうようだと…  

 
サンデー関東は以上。正直気になる馬はあまりいなかったんだよね。
悪くはないけど、もうひとつ何か足りないというか…。
ディープは基本気になるので、全頭取り上げる勢いです。良い悪い別にして。