キャロットクラブ2015年度1歳募集馬の自分用メモ 関東編その1

今年のキャロットの募集馬、とりあえずひと通り見てみた印象としては
せっかくの溜めに溜めたバツ２砲に相応しいと思える馬が見つからないぞ、と。
それなりにいい馬、欲しい馬はいるんだけど、2年我慢した甲斐はあるのかなあ。
だからってバツ２使わないと取れないような人気馬にあえて行くのも違うしな。
タイミング良くバツが使えるわけではないというのがやっぱ難しいとこやね。

さて、今年もぼちぼち始めます。

1. フラニーフロイドの14（父ディープインパクト）

母はダート6Fの米GⅠ馬。4年連続でディープをつけており、初年度が流産、こちらが2番仔になり、
ここが走り頃という期待感はある。 母父 Freud は Giant's Causeway の全弟。
Storm Cat の直仔でもあるし、母父 Giant's Causeway で見れば、3戦3勝ディープジュエリーや
タイセイドリームがいるので、ディープとの相性が悪いということは無さそう。
また、祖母がボールドルーラー系になるけど、前述の馬たちとは、ここも一致する。
あとは1本スタミナを補強するような血があると安心なんだけど。
馬体は募集馬のなかでも好みの部類だが、体高の低さがひっかかるかな。うまく成長してほしい。

2. ジンジャーパンチの14（父ディープインパクト）

名牝ジンジャーパンチの仔、3番仔のルージュバックで結果を出した。
きちんと芝向きの産駒を出したわけで、その辺の懸念は不要だったということかな。
今年はディープ牝馬で、普通に芝向きに出てくれるかね。
で、ディープをつけて姉以上といきたいところだけど、そううまく行くのだろうか。
母の良さを引き出すマンカフェがたまたまハマったということも考えられる。
安定して良駒を出せるタイプなのかどうか。姉がそんなによく見えない気がしたが
それでも走ったということで、どうにも判断が難しそうな馬。
こちらの馬体もあまりピンと来ない。でも悪くはないかな。歩様は好きじゃない。

3. ラドラーダの14（父キングカメハメハ）

キンカメにノーサンデー、ミスプロクロス入り。
ホッコータルマエやノースショアビーチなど、ダート馬配合のパターン。
母父もロベルト系でシンボリクリスエスだと、ダートでなくとも、力の要る馬場向きのイメージかな。
3代母がウインドインハーヘア、叔父にゴルトブリッツがいることも踏まえたら、
ダートの大物を期待したくなる配合。
まあ整った馬には見えるが、大物か言われるとどうかなって感じだけど。

4. リュヌドールの14（父ハーツクライ）

母は伊GⅠ馬で、代々GⅠ馬を輩出している牝系。
ポテンシャルは高そうだが、海外に残した産駒も含めて、今のところ活躍馬が出ていない。
母父は Green Tune でニジンスキー系のマイラーだが、母系の欧州系の血が出ているのか、
母自身は中長距離で活躍した。ちょっとスピード不足が懸念される血統でもあり、
ハーツとの組み合わせはどうかな。長めの距離で期待したい感じ。
脚がスラっとして大きな歩様は印象的。前脚気になるけど。

5. イグジビットワンの14（父ハーツクライ）

母は米GⅢ勝ち馬、半姉にアールブリュット。
母父は Silver Hawk、ロベルト系のなかでも芝向きのスピードがあるタイプかな。
産駒にはグラスワンダー、母父としてはブラックホークがいるくらいだから*1、
父ハーツに対してうまくスピードを注入してほしい。
祖母がサドラーズウェルズ系×シャーペンアップ系になるので、配合としてはマジックタイムと似た形。
底力は十分備わっていそうで、ハマれば一発を期待できるタイプかもしれない。
馬体はまあ良さそう。歩様はイマイチだけど、今後変わってくれば。

6. メジロダーリングの14（父ハーツクライ）

母はアイビスSD、函館SS勝ち馬、スプリンターズS2着の快速馬。
もうこれが18歳時の産駒となるが、これまでの産駒成績はイマイチ。
ハーツクライは初めての産駒となるが、こういうスプリンターにはハーツがおもしろい。
母父はノーザンダンサー系の Green Desert なら悪くはないし、
ネヴァーベンド、ラウンドテーブルなど相性の良い血もある。
母系もしっかりしているんで、ここいらでいい仔を出してほしいなあ。
馬体はまあ悪くない印象で、遅生まれだし今後の成長を見込みたい

7. ラクカラチャの14（父ステイゴールド）

母は英GⅠ馬、輸入後日本で種付けをした最初の産駒というだけでノーマークにはできん。
ステゴ牝馬でこの価格というのもそれなりの評価があってこそなんだろう。
ただ、配合的には正直いってあまりピンと来ないというか、よくわからない。
あまり主流の血統じゃないからかな。でもそういう血脈にこそステゴが似合うとも言える。
馬体のほうは、なかなかステゴ牝馬らしからぬ良さがあるのではないかな。

8. シーズンズベストの14（父ハービンジャー）

近親に目立った活躍馬はいないが、祖母は英スプリントGⅠ馬。
ハービンにはあまり欧州の血を入れたくないと思っているので、個人的にあまり興味はわかないかな。
サンデー×米血統のロブロイは悪くなさそう。
ノーザンダンサークロスは、当初懸念されたほど悪くなさそうで、Danzigクロスも問題ないだろうか。
ハービンジャーらしい馬体だわね。

9. ディアデラノビアの14（父ハービンジャー）

言わずもがなの母。半姉にディアドラマドレ。ハービンジャー3年目。
全兄のサンマルティンはデビュー戦快勝の後が芳しくはないが、インパクトのある走りだったので、
引き続き期待したい感。日本の軽い馬場で切れ味を発揮した母、サンデー系、配合は悪くはないはず。
馬体は、上とはまたタイプが違うが、これはこれで良さそうな気もするけど…。
でも今年は1000万安いんだよね、確かに何か、悪く言えば普通なのかな。

10. スナップショットの14 （父ハービンジャー）

半兄にヤングマンパワー、GⅠ2勝の曾祖母のポテンシャルは残っているか。
母はサンデー×ヌレイエフ、配合としてはスワーヴジョージと同じ。
サンデー系にリヴァーマンを入れた配合だと、ロードフェリーチェがいる。特に問題はないだろう。
動きはハービンのなかではまあ良いほうかなあ。

*1:少し訂正しました