fuzutataの競馬ノート

馬の話題についてまったり書いていきます

天皇賞・春 ~ゴールドシップの限界

なんとなく不可解にも思えるゴールドシップの敗戦に
これもステゴ特有の難しさなのか!?なんて言ってみたりするけれど
自分のなかでは負けるべくして負けたと結論づけました。

天皇賞を制したのは、スムーズに流れにのった競馬ができたフェノーメノでした。
圧倒的人気のゴールドシップは相変わらず前半出て行かないから
いつものにようにまくっていく競馬にならざるを得ないわけで。
ダービー上位馬のいない菊花賞は相手が弱かったからロングスパートで勝ち切れたけども
このメンバーではそうはいかなかったということ、
簡単に言えばそういうことだと思います。

ゴールドシップの走破時計は3.15.1。
菊花賞のときは3.02.9なので、単純計算で残り1ハロンを12.2で乗り切ったことになります。
ゴールドシップ的にはこれが限界ではないでしょうか。
今回も、菊花賞も、早目にスパートする展開だったので終いはかかりました。
つまり後半は目一杯の競馬をしているので、
さらに時計を詰めようと思ったら、前半をもっとスムーズに走りたい。
それなのに、前半ああももたつくのがゴールドシップなわけです。

今日は前が止まりにくい高速馬場。
ダービーでは、高速馬場を追い込みきれず5着に敗れたように
他馬がスムーズにスピードに乗っている一方で
前半モタモタしてしまうところはけっこうなロスです。

勝ったフェノーメノ、2着のトーセンラーはともに前に行く自在性があり
東京、新潟の2000mで1分57秒台の持ち時計が示す高いスピード能力がありました。
この2頭が馬場を最大限に味方にできて
ゴールドシップより早い時計で駆けることができたのは納得です。
ゴールドシップのスピードでは追走だけで厳しくなってしまい
4コーナーで並びかけることもできずギブアップしてしまいましたね。

これらは概ね戦前の読み通りで、フェノーメノ頭で馬券は勝負していましたが
ゴールドシップが馬券圏外にまで落ちてしまうとは(T_T)
さすがに3着は外すまいという過信があり、詰めを欠いてしまいました。。

ともあれ、ゴールドシップはあの競馬スタイルが改善されないと今後も苦戦しそうです。
昨年の菊花賞有馬記念は制したものの、天皇賞・秋、JCに出ていたらどうなっていたか?
やっぱり負けていたと思いますね。
国内の真のトップに立つには、さらなるパワーアップ、成長が必要ではないでしょうか。

 

さて話は変わって、同日ラッキーチケットが未勝利戦に出走して7着。
休み明けでしたし、良化途上でもありましたので、結果は仕方ないですね。
一叩きしての変わり身に期待したいところですが
今のところは、まだ未勝利脱出の目処が立たないですねえ。