fuzutataの競馬ノート

馬の話題についてまったり書いていきます

キャロットクラブ2014年度1歳募集馬の自分用メモ 関西編その1

昨日の夕方、とうとうキャロットのカタログが公開になりましたね。
いよいよ始まったなーという感じがしますが、個人的にはやはり製本されたカタログも楽しみなので、
今はまだ適当に流し見しつつ、週末から本格的に検討を開始したいと思うところです。
なお、このメモはカタログを見ていない状態で書いてますので、
馬体等に関しては特に言及していません。どうせ私の相馬眼なんてアテになりませんから!

募集番号 37 ~ 49

ヒルダズパッションの13
【父ディープインパクト 牡 30万円(12,000万円)関西・池江 泰寿厩舎】
近親に活躍馬はいないが、母は米GⅠ勝ち馬。ポテンシャルはありそう。
父はゴーンウェスト直仔のCanadian Frontier。主な産駒がこのヒルダズパッションしかいない。
ディープ×ミスプロの相性は良いが、ゴーンウェスト系との配合として見ると、
今のところ大物が出ていないのもちょっとだけ気になるところ。
ただ、それを除けば、配合自体はいい感じ。母父がミスプロ系で、母系にサドラーズウェルズで
底力を担保するのはトーセンラーの配合とも近いし、Alzao≒El Prado のクロスもおもしろい。

レディドーヴィルの13
【父ディープインパクト 牡 12.5万円(5,000万円)関西・高野 友和厩舎】
母はファビラスラフインの妹で独GⅢ勝ち馬、今年は3番仔にして初の牡馬でディープだから、
かかる期待もそれなりに高いと。父はファスリエフ、ヌレイエフ×ミスプロで、
ともにディープと相性のいい血だし、スプリンターとの配合はひとつの成功パターンでもある。
ファビラスラフインを産んだ祖母Mercalleは4000mの仏GⅠを買った馬で、
父がKaldoun。KaldounはCaroの仔だから瞬発力を秘めているかと思いきや、
実際はチチカステナンゴの父父だったりして、そこはあまり期待できないのかも。
そうした血統背景を総合すると、ファビラスラフインのようにスピードで先行し、
しぶとさを発揮するタイプになるのかな。

シンハリーズの13
【父ディープインパクト メス 11万円(4,400万円)関西・石坂 正厩舎】
全兄にアダムスピーク、半姉リラヴァティ(父ゼンノロブロイ)も3歳春から重賞で活躍している。
産駒実績があるのは心強く、またクラシックを目指せる程度の完成度の早さもあるのは良い。
GⅠ馬なりのポテンシャルを見せている母産駒は今後も人気するのだろうか。母父はシングスピール、
ジャパンCを勝っているように日本の馬場にも対応できる軽さも伝えるのだろうけど、
そうはいってもサドラーズウェルズ系なので、底力を伝える側面のほうが強くて、
アダムスピークのようにあまり切れない、あるいはダートでも、というタイプになるのかも。
牝馬だとちょっとミスマッチな感じもするが

レーヴディマンの13
【父ディープインパクト メス 12.5万円(5,000万円)関西・須貝 尚介厩舎】
母レーヴディマンは、レーヴドスカーの全妹で既にGⅠ馬も輩出している。
去年持ち込みが募集されて話題になったが、早くも本命のディープ産駒が登場!
何をつけても走ってしまうその力の源は、血が織りなす柔らかい体質にあると考えられるが、
それだけにディープとの配合は柔らかすぎるのではないかという懸念がある。
ディープの成功パターンのひとつはマイラー、スプリンターとの配合にあるから、
そういうイメージとはズレるわけで。それを嫌うか、母のポテンシャルを信じるか

シーザリオの13
【父キングカメハメハ 牡 30万円(12,000万円)関西・角居 勝彦厩舎】
今年のシーザリオは、改めてキンカメ。
エピファネイアの活躍で繁殖としてのポテンシャルは証明したわけだけど、
体質の弱かった兄弟と同じ父を迎えてどうなのか。
非サンデー系の筆頭種牡馬であるところのキンカメだし、もう一度試してみたいというのは考えるよね。
配合的には、サドラーズウェルズ≒ヌレイエフで底力を強める形。
シーザリオならばそれで重くなるということもないだろうが、
良くも悪くもキンカメ産駒的な馬になりそうな気がする

ディマクコンダの13
【父キングカメハメハ メス 6万円(2,400万円)関西・新規開業厩舎】
3代母がダイナシュート、4代母がシャダイマインの活躍馬多数の一族。祖母マストビーラヴドは、
ラインクラフトらアドマイヤロイヤルを輩出しているから、この母もポテンシャルはありそうだ。
母父バチアーは、仏愛の2000ギニーを制したノーザンダンサー系マイラー。
母系は前述の一族で、サンデーの血も入る。総じて言えばスピード豊富で、
牝馬だから日本の芝向きの切れも備えていると見ていいだろうか。

ルミナスグルーヴの13
【父ハービンジャー 牡 5万円(2,000万円)関西・新規開業厩舎】
エアグルーヴの母系だけど、祖母ソニックグルーヴからは目立った活躍馬はいないかな。
ディープとかサンデー系のいいところをつけているんだけども。
母は怪我で引退しており1戦しかできなかった。まともだったらどうだったかわからないが、
秘めた素質を開花させることができれば、という感じ?
ハービンジャーの相手としてはやはりサンデー系、
なかでもスピードと機動性に優れるタキオンは良さそうに思える。母にBold Rulerのクロスあり。

マクダヴィアの13
【父ハービンジャー 牡 4.5万円(1,800万円)関西・松元 茂樹厩舎】
母の孫にはレジネッタ、なるほどさすがにご高齢、
産駒も最近は以前ほど稼げていない感じなのはちょいと気になるところ。
血統的には、米のボトムラインに、仏2000ギニーを制したブラッシングジョン、
スピードは十分でさらに切れを増したような感じ。
エルコンをつけた稼ぎ頭アップドラフトがマイル重賞で2着したほどだったから、
ハービンジャーをつけても悪くはなさそうなイメージ。

ジュモーの13
【父ハービンジャー 牡 7.5万円(3,000万円)関西・池江 泰寿厩舎】
トゥザで有名なフェアリードールの一族。祖母からは重賞活躍馬も出ているし、
それなりに期待は持ちたい繁殖。ハービンジャー×ブライアンズタイムということで、
His Majesty≒Graustark、底力に富んだ配合と言えそう。
もちろんそれだけでは厳しいと思うので、母系のほうからいかにスピードを補強できるか。
長めの距離や力の要る馬場限定と割り切れればいいのかもしれない

ディアデラノビアの13
【父ハービンジャー 牡 12.5万円(5,000万円)関西・矢作 芳人厩舎】
産駒が重賞勝ちをして、競争実績と同様のポテンシャルを発揮しつつある母。
全兄は未デビューだが牧場の評判も高いようで、この仔も同様に期待ができるのだろうか。
母はサンデー系ならではの切れ味があったので、
ハービンに足りないものを補うという側面では良さそうだし、
その良さをストレートに伝えやすいという意味でサンデー直仔というのもプラスなのでは?
祖母は亜産で異系統の血になるのも、変に血が交わらず、素直に父母の良い面が出てくれそうな感じ

ヴェラブランカの13
【父ハービンジャー メス 5万円(2,000万円)関西・中内田 充正厩舎】
祖母がアドマイヤサンデーということで、母の兄姉はトールポピー、アヴェンチュラ、
フサイチホウオーなどの重賞勝ち馬、ただしいずれも父ジャンポケ。
そういう特異な相性のもとで才能を発揮しただけに、
兄弟だからなんでもいいかというと、どうかなという気もする。
それはそれとして、ハービンジャー×クロフネ。
ハービンジャーに足りないものを補えるのかというと、ちょっとパンチ不足な感?
でもそれが返って、母系のサンデーの良さが出る感じもするので、案外いいのかもしれない。

ブルーメンブラットの13
【父ハービンジャー メス 8万円(3,200万円)関西・石坂 正厩舎】
母は鋭い決め脚でマイルCSを勝ったが、今のところそういった良さは産駒に見られない。
牡馬ということもあったし、種牡馬の影響によるところももちろんあるのだろうけど、
アドマイヤベガが強いとあまり切れないのかなあ?
今回はハービンジャー。Topsider×Sir Gaylordの祖母マイワイルドフラワーの血が出れば、
スピードや切れは十分補えるはずと思うのだけど、ね。チチカスとは違うと信じたい。。
牝馬なのでまたちょっと違うのかもしれないし、
いい方に出れば爆発してもいい気はする。何にしても晩成っぽい感じではある。

ジュピターズジャズの13
【父ハービンジャー メス 4万円(1,600万円)関西・藤岡 健一厩舎】
出世した兄に、スズジュピター、ダノンハラショーがいるが、これはいずれもタニノギムレット産駒。
ギムレットは底力に富むタイプの種牡馬だが、ハービンジャーも同様のタイプで、
それぞれGraustark、His Majestyという似た血を持っている。
そういう意味では相性がいい可能性はある。母父サンデーというのもいいだろうし。