fuzutataの競馬ノート

馬の話題についてまったり書いていきます

新潟2歳S ~ハープスターの強さに衝撃を受けたり冷静になってみたり

新潟2歳Sはハープスターがひとひねり。
f:id:fuzutata:20130828100445j:plain
キャロットクラブ

道中は行く気を見せず最後方、直線に入ってからもなかなかエンジンがかからなくて、
さすがにこれは圏外かなーと目を離していたら、一瞬で飛んできました。
大外から一気に加速して気付けば3馬身差、新馬戦以上の衝撃でしたね。

上がりは32.5。一頭だけ32秒台で、突き抜けるのも納得の記録ですが、
それでもエンジンがかかったのが直線も半ばくらい、
内回りの4コーナー付近を過ぎた当たりもまだ最後方でしたからね、
あそこから加速しての差し切り、本当底知れないです。。

この圧倒的パフォーマンス、現時点では完全に一歩抜けだした感じですね。
正直、同世代の牝馬で一口を持っている身としては、軽く絶望を覚えるくらいです。。
それと同時に、なぜハープスターを再優先で行かなかったのか?という反省とかも。
ちょうど今は1歳馬の募集時期なので、なんかもういろいろ思うことが多すぎですが
ともあれ、ハープスターをお持ちの馬主のみなさま、本当におめでとうございます。
来年のクラシックに向けて視界は明るいですね!

さて、とりあえず祝辞を述べてみましが、冷静に考えると、まだ2歳の夏です。
ハープスター自身まだまだ未完成で、どのように成長するかわからないですし
一喜一憂するのは早すぎます。これから先、勢力図はいかようにも変わりますからね。

また、今回気になった点として、対戦相手が弱かったというところも否めないところです。
今年の新潟の馬場、高速とは言えないまでも普通に早い時計が出る馬場だったと思いますが、
2着以降が1分35秒台というのはやはり物足りません*1
前半1000mが60.7、決して早いわけではありませんが、これは一昨年と同じ通過時計なんですよね。
で、その年はモンストールとジャスタウェイの2頭が32秒台の上がりを使って、
3着以下を5馬身離した1分33秒台で駆けていたわけで。

今回の組み合わせ、新潟で新馬、未勝利を勝ち上がってきたのはわずか3頭しかいなかったのですが、
そのせいもあるのか?新潟の軽い馬場、長い直線向きの馬がいなかったのかな、という気がします。
その分、ハープスターの強さがより際立つ形になったようにも思えるので、
ちょっと注意しておきたいところです。

まあ、何にしても楽しみな馬ですよねー。

*1:ハープスター自身は1.34.5ですが、これは時計以上の内容がありました