fuzutataの競馬ノート

馬の話題についてまったり書いていきます

オークス展望 ~本命はハープスターではありません

春の3歳戦はそろそろ一区切り、今日は牝馬の総決算オークスです。

今年は桜花賞に引き続き、ディープ産駒がハープスターの1頭だけなんですね。
牝馬クラシックには滅法強いイメージで、去年は4頭*1もいたわけですから、意外な気がします。
この春は馬場が悪い傾向にありましたし、そういったところも影響したのでしょうかね。

今後、JRAの馬場は力の要る方向にシフトしていくということですから
まだ続くのでしょうか、この傾向は。ディープ産駒が勝てなくなるとは思わないけど、
春のクラシック出走には、数少ないチャンスをモノにしてこないといけないので、
微妙に狭き門になる可能性があるのかなーと思います。出資とかPOGの参考に?
まあ、今年は繁殖の質がイマイチだったので、それがすべてかなという気もするけど。

 
前置きはそんなところで、オークスのレース展望でも。
朝の時点でハープスターの単勝1.4倍、2番人気がヌーヴォレコルトで10.7倍。
単勝シェアが6割超の圧倒的人気、桜花賞もそうだったけど人気が偏りすぎな感じかな。
確かに強いのは認めても、実際のレースではそんなに差はつかないかなと。

レース振りが派手だから、着差以上に強く見せるし、人気も集めるわけだけど、
反面、隙もあるし、危うさもある気がします。
実際、阪神JFではレッドリヴェールに負けているわけです。
今回も追い込み届かず、なんてことが起きてもおかしくないでしょう?

展開的には、割りと流れるのかなー、と思います。
伏兵陣はハープと瞬発力比べをしても意味がないからスローに落としてもしょうがない、
ペイシャフェリス、マイネグレヴィルなどの先行勢は平均以上にはひっぱってくれそうです。
それで時計が出る馬場ですから、中団より前で流れにのって、
ハープより早い時計で、ハープが届くより先にゴールしてしまう馬がいれば・・。

そこで打倒ハープの本命はヌーヴォレコルト。
チューリップ賞後からメキメキと力をつけて桜花賞は差のない3着。
直線は捌きにくいところもありましたし、スムーズならもっと際どかったかも。
レッドリヴェールがダービーに回って、対抗格がいなくなったという見方が強いですが、
ヌーヴォの底力もなかなか侮れません。

調教はさらに抜群の動きだったようで。
今回は長距離輸送がなく、さらに負荷をかけることできたので
桜花賞以上の出来にあるのは間違いないところでしょう。
ハープとは違って自在性もあるので、好きな位置が取れるし、追っていい脚も使える。
総合力上位で、ハープに先着することを期待します。

他で気になるのは、マイネオーラム。
前走のフローラSでは17番枠でロスがありながらしぶとく差し込んで3着でした。
距離が伸びて、さらに持久力の問われる流れになれば、さらに前進の可能性。
今回は好枠ですし、すんなり中団くらいにつけられると思うので、いい競馬になりそうです。
ハープを逆転となるとムズカシイかもしれませんが、、 ヒモ穴に一考。

もう一頭挙げれば、バウンスシャッセ。
時計のかかる中山の中距離で結果を残してきたところは、スタミナの裏付け。
こちらも持久力の問われる流れでしぶとさを発揮しそうです。
時計の早い馬場はどうなのかという疑問はありますが、
同じロブロイ産駒のサンテミリオンと重なるイメージがあるので怖いです*2

そんなところ?
馬券的には、ハープを加えて3連単ボックスでいかがでしょうか?
あまり手を広げたくないので、これと決めた馬がいたらビシっと。

*1:2~4着を占めたエバーブロッサム、デニムアンドルビー、アユサン、そして桜花賞2着のレッドオーヴァル

*2:アパパネと同着1着。そういえばこのときは雨馬場だったなあ…