fuzutataの競馬ノート

馬の話題についてまったり書いていきます

ノーザンホースパークマラソン2015に参加してきた

ヴィクトリアマイル当日の日曜、実は北海道にいました。
目的は牧場見学とかではなく、、ノーザンホースパークマラソンに参加してきたのでした*1

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ノーザンホースパークとは、日本の競走馬生産牧場の最大手、社台グループ関連の自然公園。
乗馬や自然体験型のアトラクション、レストラン、馬関連グッズの売店、その他いろいろ楽しめます。
最近はHAPPYポニーショーがオススメらしいですね。
まあ、このブログに普段から迷い込んでいるような方々はみなご存知のことでしょう。

www.northern-horsepark.co.jp

ノーザンホースパークマラソンは、その施設内および周辺をコースとして行われるマラソン大会です。
今年で第5回目となりましたが、いろいろタイミングが合って、ようやく参加できました。
今回はトレイルラン7kmとハーフのダブルエントリー。
それぞれコースや趣向が異なるので、余裕があればぜひ両方走りたいところです。

トレイルラン7km

さて、まずは注目のトレイルランです。これが目当てという人も多いのでしょう。
なんといっても競争馬用のウッドチップコースを走れるのが他の大会には無い特徴。
7kmと距離も手頃なので、競馬ファンなら一度は挑戦したいですよね。
軽く流れを紹介したいと思います。

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序盤は園内の芝生を突っ切っていく形。一応トレイルランですからね。
このあとハーフも走るので、ウォーミングアップのつもりでゆっくりゆっくり。

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ほどなくして園内を抜け、徐々に北側の育成場?方面へと進んでいきます。

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砂地を突き進みます。場所によって砂が深かったり、踏み固められていたりするので、
早く走るにはコース取りが重要です。でも人が多いのでスムーズに好きな位置は取れません。
競馬にも通じる話だなあ、とか考えながら走ってました。

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そして芝地を走ったり。足下は大分荒れていて、場所によって走りやすさがやはり違います。
これまた、早く走るにはコース取りが重要です(以下略

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そして、徐々に見えてきました。例のアレです。

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フォーーーーーー!長い!
これが調教映像とかで見るやつと同じ?かどうかはよくわかりませんが、
育成用の屋根付きウッドチップコースのようです。

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あぁ~、ウッドチップは膝にやさしいですなあ~。
クッション性はとても高いけど、脚が埋もれてしまう感じはなく、案外走りやすいと感じました。
ただ、けっこう掘れていてデコボコしてるんですよね。
掘れて凹んでいるところに踏み入れると、足を取られるので、そこは気をつけて走る必要があります。

調教映像を見ていると、ときどき馬がバランスを崩すようなシーンを見かけると思います。
多分それはこういうデコボコに脚を取られているんじゃないかな??
ああいうのを見ると、なんとなく走りに安定感がないなあとか感じることもありますが、
こういう事情もあるのよと、察したりもしました。いや、本当のところは知らんけど。。

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帰りは、コースの脇を通っていきます。
こうして見るとけっこう登ったんだなーと。でも走っていてあまり傾斜は感じませんでした。

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あとは、また育成上を通り、園内まで戻っていきます。
途中には、ゲートもありましたよ。

そんなこんなであっと言う間にゴール。
タイムは40分オーバー。ちょっと遅かったかしら?*2
でも、このあとハーフもあるので、これでいいんです、いいんです…。

なお、ウッドコースで先導したらしいデルタブルースの姿は当然ながら見られませんでした…
もっともっと早く走って、前に行かないとダメです!

ハーフ

つづいてハーフのスタート。大会的にはこれはメインレースになるでしょうか。
スタートの号砲の代わりにGⅠレースのファンファーレが鳴り響きます。

なお、ハーフの発走時間は、トレイルラン発走から1時間半後の11時でした。
40~50分ほど一休みをしてから、連闘で出走する形です。

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コースは主にノーザンホースパークの周辺道路です。
遠く広がる牧場の緑や、木々などの自然を風景として楽しみながら走ります。
馬が群れで駆けているシーンもあって、走りながら思わず見入ってしまいました。
街中を走る「北海道マラソン」より、よほど北海道らしさを感じられるコースです。
残念ながら走りに集中していて、写真がまったく無いのですが。。

気候もちょうどいい感じで。
一時は大粒の雨がばらっときたのですが、それも僅かの間で、概ねいいお天気でした。
気温も15度ほどだったのかな、暑くもなく、寒くもなく、
半袖の人もいれば、長袖の人もいる、走るにはとてもいいコンディションでした。
この時期の北海道、雨が降って冷え込むこともまだあるので、運が良かったです。

レースはというと、前半は快調でした、前半は。
直前にトレイルランを走った効果か、脚がいい感じに動いていて、
楽に、軽やかに走れていた気がします。

が、後半は逆にトレイルランの疲労がジワジワ効いてきたのか、、
だんだんと足が重くなり、思うようにスピードが上げられない状態。。
景色を楽しむ余裕も次第に無くなっていきました。

最初は残り10キロで少しペースを上げていこうと思っていましたが、
もっとじっくり脚を溜めようと方針転換。では、残り5キロでいくか、いやまだ早い…
残り4キロ、いやまだ待て、まだだ。。残り3キロだぞ、まだか?うーん…
ってな感じで最後まで仕掛けることなく、だらだらっとゴールイン。

ジョッキー風にコメントをするならこんな感じ。

レースでは折り合いもきちんとつきましたし、うまく馬込みを避けてスムーズに気持よく走れていました。 あとは、仕掛けてどれだけ伸びてくれるか?という感じでしたが、一度もビュッとした脚を使うことなく 最後は前を交わせずそのまま流れこむ形となりました。体調は良かったと思うのですが、連闘の疲労が残っていたのかもしれません。 結果を出せず申し訳ありませんでした。

タイムは1時間50分切れませんでした。
ちなみに順位はトレイルラン+ハーフの時計で出るのですが、半分より上だったので、まあいいかなー。
もともとそんなに早く走れる人じゃないんで。。

レース後のお楽しみ

だいたいマラソン大会っていうと、レース後には、参加賞や記録証、その他給食やら何やら、
もらえるものをもらったらそのまま撤収ということが多いのですが。
ノーザンホースパークマラソンは、もうちょっとだけ楽しめます。

まずは無料ビュッフェ*3。おにぎりやサラダなどの基本セット*4の他、
スープカレー、ラーメン、ボローニャソーセージなどが食べ放題。

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個人的には、それなりに腹は減っていたものの、合計28キロ走った後では、
そんなに食欲旺盛という状態にはなかったので、あまり多くは食べられなかったけどね。
サラダはさっぱりとしててありがたかったなあ。セブンのサラダだけどさ。。
でも、BYG*5で食べるよりおいしい気がしたのは疲れていたせいなのか、なんなのか。

また、嬉しいのは休憩スペースがしっかりと用意されていることです。

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テーブルと椅子がたっぷりと用意されているので、席が無くてあぶれてしまい
仕方なく地べたに這いつくばる、ということがありません。
ゆっくり休みながら、運動後の食事を好きなだけ楽しむことができます。
これは、参加者が多すぎないということと、パーク内の広いスペースがあるから
できることなのかもしれません。他の大会だと、なかなかこうはいきませんよね。

そうしてリラックスした雰囲気のなか、ステージでは次々とイベントが進行していきます。

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各種表彰式のほか、海外招待選手!の猫ひろしさんによる笑いの少ないマラソントークショー、
一口馬主権やマラソン大会招待が当たる抽選会、競馬関連グッズ*6などのチャリティオークション、
ヴィクトリアマイルパブリックビューイングと、夕方までたっぷり楽しむことができます。

私は次の予定があったので、トークショーまでしかいられず、以降の詳しい様子はわかりません。
ただ、過去にいろいろなマラソン大会に出ていますが、コースの質や参加者サービスなど
なかなかクオリティの高い大会だったと思います。
競馬ファンならより楽しめるでしょうが、そうでない方にもおすすめです。
ぜひ一度参加されてみてはいかがでしょうか。

*1:写真は大会オープニングレース、2.5kmペア部門スタートの様子。見たところ親子が多かった気がしますが、年齢制限はなく、ペアの決まりも特にないようです

*2:シルクの阿部さんは37分台で走ったそうですね。50歳を越えてすごい

*3:レース参加者以外は一人2500円で食べられたようです

*4:セブンのおにぎり、サラダ、お肉、エクレア、バナナ、パンとかありました

*5:バックヤードグリル。ノーザンホースパーク内のレストラン。募集馬見学ツアーの昼食会場などに使われるので、一部の人には大変お馴染み

*6:リアルインパクトのジョージライダーS、ドンカスターマイルで実使用した勝負服(マクドナルド騎手のサイン入り)、グランシルクの実使用勝負服(戸崎騎手、戸田調教師のサイン入り)、M・デムーロ騎手サイン入りサンデーレーシング勝負服など、あったのは確認しました